バイクパーツメッキ加工履歴

曲がったインナーチューブの曲がりを 油圧プレス機で押して伸ばす。 その後、旋盤で両センター加工を施し、 円筒研削盤にて両センターを芯にサビがなく なるまで下研磨加工、また下研磨で削った 「-0.6mm 部分的に-1.5mm」分以上に硬質 クロムメッキを肉盛り、再度、円筒研削盤にて仕上げ研磨を行う

摩擦抵抗の軽減としてラッピング加工。まず、軟素材布に油多めの酸化クロム油脂を 塗付けてジャーナル及びピン、シール部の 全ヶ所磨け上げる。油脂を枯らす事なく磨き 上げるので寸法の変化はほぼありません

油圧プレス機にて振れの修正。 振れの修正後は、クランクシャフト研削盤で 同じ高さの3番ピンの芯で2番ピンを下研磨加工、 また下研磨で削った-1.5mm以上に硬質クロム めっきを肉盛り、再度、クランクシャフト研削盤 で下研磨同様の方法、同じ高さの3番ピンの芯で 2番ピンの仕上げ研磨を行う。 仕上がり寸法φ35.99mm. 最終仕上げは、全ヶ所ラッピング仕上げまで

0.5mmの振れを油圧プレス機で伸ばす。 そして摩耗していない同じ高さの4番ピンで 芯を出し1番ピンを摩耗が無くなるまで 下研磨加工、また下研磨で削った-1.2mm分 以上に硬質クロムめっきを肉盛り、再度、 4番ピンの芯で仕上げ研磨を行う。 仕上がり寸法φ29.995±0.005 最終仕上げは全箇所ラッピング仕上げまで

曲がりがあるインナーチューブを 油圧プレスで伸ばして修正。 その後は、インナーチューブのトップ内径 ネジに研磨専用の治具をねじ込み、そして 円筒研磨用の両センターを旋盤で加工。 両センターを芯に円筒研削盤でサビが無く なるまで下研磨加工、また下研磨で削った -0.6mm分以上にハードクロムメッキを 肉盛り、再度、円筒研削盤で仕上げ研磨を行う

油圧プレス機で曲がり修正。 インナーチューブのトップボルトが嵌る 内ネジに治具をネジこみ、そしてインナー チューブの両側面に旋盤にて60度でセンター 加工。その両センターを芯に円筒研削盤で 表面のサビが無くなるまで下研磨加工、 また下研磨で削った「-0.6mm」分以上ハード クロムメッキを肉盛り、再度、円筒研削盤で 仕上げ研磨をおこなう。 仕上がり寸法φ34.97mm 最終仕上げは鏡面サイザル仕上げまで

全ヶ所硬質クロムメッキ研磨仕上げ。 ダイナミックバランスにてアンバランス 修正済み。CBR400F 強化型クランクシャフト。

同じ高さの2番ピンの芯で3番ピンを 下研磨加工、また下研磨で削った-1.2mmm分 以上に硬質クロムメッキを肉盛り、再度、 同じ高さである2番ピンの芯で3番ピンを 仕上げる。仕上がり寸法φ29.995±0.005 最終仕上げは全ヶ所ラッピング仕上げ

Cクリップ溝をメッキ厚を考慮し旋盤で 切り込んでおく。そしてインナーチューブの トップボルトの方に研磨用の治具をねじ込み、 研磨用の両センターを60度で面取りをする。 表面研磨は、円筒研削盤でサビが無くなるまで 芯円に下研磨加工、また下研磨で削った （0.3〜0.5mm）分以上に硬質クロムメッキを 肉盛り、再度、円筒研削盤で仕上げ研磨が行わ れる。仕上がり寸法φ34.96mm 最終仕上げは鏡面サイザル仕上げまで

ロッカーアーム、スリッパー面の旧メッキ 層を電気分解によるメッキ剥離。また剥離後は、 スリッパー面の表面をバフ研磨で整える。 そしてサージェント浴にて「80μ」硬質クロム メッキ肉盛り、仕上げはバフ研磨で仕上げる